「遺伝子と宇宙子 (いのちとはなにか)」の共著者である西園寺昌美氏の御著書に次のよう なことが書いてありました。
「富も幸福も徳も調和も光も、才能も愛も英知も、そのすべてはあなたの中に存在しているのである。それらは決して外に求めるものではないし、お金を出して買うべきものでもない。他人から奪い取るものでもないし、競争し、職って勝ち取るべきものでもないのである。・・・“無い”という想いを“在る”という想いに切り換えるだけで、すべてがうまくゆく。・・・すべては自分の中にすでに内在していることに気づきさえすればよいのである」
村上和雄先生が遺伝子レベルで研究しつつあることも同じで、多くの眠っている良い遺伝子を目覚めさせれば、それまで自分には無理と思えたことも可能になります。
私たちは、他人の才能をみて、すごいなぁと感じても、自分にはできないと諦めたりします。しかし、自分もそうなりたい、そうできるようになりたいと心に思い描くことで、脳はそのイメージを神経細胞にしっかりと刻み込んでいきます。大切なのは、そのイメージを実現する方法を自分で考え、脳に刻み込むことです。 これが、自分の中にある自分だけの遺伝子をオンに方法なのです。
例えば、野球の好きな少年が、憧れの選手のプレイを見て何度も真似することで、脳はそれを記憶して、筋肉や骨など体の末端にまで指令を送るようになります。真似をすることで、最初は選手と同じに見えても、少年の中の独自の遺伝子がオンになり、彼の中にあった「宝」を見つけだすことができるでしょう。
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