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生命科学者からみた「サムシング・グレート」の世界 村上和雄 連載①

  • 執筆者の写真: 心と遺伝子アカデミー
    心と遺伝子アカデミー
  • 3月23日
  • 読了時間: 1分

更新日:4月2日

はじめに 人間を超える大いなるものへの微かな予感

 

 60年に及ぶ私の研究人生において、特に重要な位置を占めたのが高血圧症に関わる「酵素レニン」の研究だ。レニンーアンジオテンシン(ホルモン)系は、3分の2以上の本態性高血圧症において重要な役割を示すことが最近の研究でわかってきた。

 多くの人の協力のお蔭で、私どもはレニンのタンパク質の全アミノ酸組成と遺伝子の全塩基配列を世界で初めて明らかにしたのだ(Takimoto-Ohnishi , et al. 2019)。

 

 この研究過程において図らずもバイオテクノロジーの最先端の現場に立てたことで、生命の神秘やその力に改めて目を見開かされる思いをした。生命の基本的な材料をつくり出す遺伝子に触れることは、生命の源に直接触れるのと何ら変わりはない。いつしか、私はそこに人間を超える大いなるものの存在を感じるようになっていったのだ(村上1997&2008)。

 出典: Spirituality as a Way: The Wisdom of Japan 2021



人間を超える大いなるものへの微かな予感
人間を超える大いなるものへの微かな予感

 
 
 

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